歯科医療関係者の方々には、学生教育時代から本日まで唾液の作用等当たり前に認識されていることと思います。それだけに、あらためて唾液の恩恵について日々考えて生活をしたり、患者様にお伝えすることは少ないのではないでしょうか?
私は、矯正歯科専門で診療にあたっていますので、その治療期間、保定期間、かかりつけ医として定期的口腔メンテナンスと患者さんとのお付き合いが長期にわたります。
患者さんのライフステージや生活背景の変化、男女のホルモンバランスの変化と口腔内の清掃状態変化や機能バランス変化など、カリエス・ペリオの問題も含め美口を保つ環境が保たれない状況も目のあたりにします。
歯並びを治す治療や一般歯科治療だけではなく、できる限り良好な口腔機能の回復や改善や良い唾液を出せるように、まずは診査診断を行い、個別的にMFT(口腔筋機能療法)やお口のトレーニング、ベロ回しなどを必要なアドバイスを患者に寄り添いおこなっています。
今回は、槻木理事長との対談を交えながら、日々の診療の日常をお話しいたします。